お宮参りってどんな行事?
お宮参りとは、赤ちゃんの誕生を神様に報告し、健やかな成長を願うための日本の伝統行事です。
古くは産土神(うぶすながみ)を祀る風習として始まり、生まれた土地とのつながりを確認する意味合いもあります。
一般的には、男の子は生後31日目、女の子は32日目に行うとされていますが、最近ではそのタイミングにこだわらず、赤ちゃんやお母さんの体調を優先した日程でお参りする家庭が増えているようです。
神社選びのポイント
「どの神社へ行けばいいの?」と迷う方も多いですが、お宮参りには特別な決まりはありません。
自宅近くの神社や、安産祈願で訪れた場所、両親にゆかりのある氏神様など、それぞれのご家庭の思い入れで選ばれるケースが多いです。
また、ご祈祷は予約不要の神社もありますが、最近は予約制が増えてきているため、事前の確認がおすすめです。
祈祷時間や受付方法、授乳・おむつ替えスペースの有無なども確認しておくと、当日の不安がぐっと減ります。
予約なしでも当日ご祈祷を受けられる神社もありますが、最近ではご祈祷の予約が必要な神社もあるので、事前に確認しておくと当日もスムーズに進められるでしょう。
わが家の場合、妻が里帰り出産をしていたため、タイミングは生後1ヶ月を過ぎた土曜日に、妻の実家から車で20分ほどの神社を選びました。
この時期は、まだまだ慣れない授乳やおむつ替えに追われる毎日だったので、遠方の神社は避けて正解だったと感じています。
初穂料の目安と納め方
ご祈祷を受ける際には「初穂料(はつほりょう)」として神様への謝礼を納めます。
金額は神社ごとに異なりますが、相場は5,000円〜10,000円程度。
紅白の蝶結びののし袋に「初穂料」と表書きし、下に赤ちゃんの名前を書くのが一般的です。
わが家の場合は、5,000円を用意し、赤ちゃんの名前を書いたのし袋で納めました。
念のため、事前に神社へ電話したところ予約は不要とのことでしたが、神社のホームページや電話での確認をしておくと、不安なく当日を迎えられます。
服装は「きちんと感」を意識して
お宮参りは神聖な行事のため、フォーマルすぎず、でもきちんと見える装いが好まれます。
一例としては以下のようなイメージです。
男性:ジャケットや襟付きシャツ+スラックス
女性:ワンピースやブラウス+スカートなど清潔感のある服装
赤ちゃん:白いベビードレス、もしくは祝い着(レンタルなどもあります)
わが家の場合は、夫はジャケットにスラックス、妻は落ち着いた色味のワンピース、娘には季節に合わせて軽やかな素材のベビードレスを選びました。
お宮参りが初めての長時間の外出という赤ちゃんも多いと思いますので、無理なく過ごせて、でも“特別な日”を演出できる装いがちょうどいいですね。
誰と行く? お宮参り当日のメンバー決め
お宮参りには、パパママと赤ちゃんだけで行く家庭もあれば、祖父母を含めて行くケース多くなってきています。
特に決まりはありませんが、みんなでお祝いするとより思い出深い1日になりますよ。
わが家の場合は、せっかくの機会なので、両家の祖父母にも声をかけて一緒に参拝しました。
赤ちゃんを囲んでみんなで撮った集合写真は、今でも何度も見返すお気に入り。
祖父母にとっても「初孫との思い出の一日」になったようです。
当日の様子と心に残ったこと
神社に到着して受付を済ませた後は、控え室でしばらく待機。
神社の独特な雰囲気に驚いて大泣きするかも…と心配していましたが、意外にも穏やかに過ごしてくれました。
ご祈祷中も大きくぐずることはなく、祝詞の声をじっと聞いているような表情が印象的でした。
神主さんに名前を読み上げてもらった瞬間、胸の奥にじんわりとこみ上げるものがありました。
ご祈祷後に境内で撮った集合写真は、家族みんなの思いが詰まった、今でも大切にしている一枚になりました。
これからお宮参りを迎えるパパ・ママへ
お宮参りは、赤ちゃんにとっても、両親にとっても、家族として歩み始める“最初の節目”です。
行事ごとなのである程度決まった形はありますが、大切なのは心から「元気に育ってね」と願う気持ち。
準備に迷うこともあると思いますが、細かいことにとらわれすぎず、今しかないこの時期を楽しんでください。
家族みんなの思い出に残る一日になりますように。
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